シェアハウスヘルシー通信Vol.43 外出自粛期間は「冷凍野菜」で栄養補給!
挨拶 管理栄養士の猪坂!
こんにちは!シェアハウスオーナーで管理栄養士の猪坂です。
最近は、新型コロナウイルス拡大の影響で、外出頻度を抑えている方も多いのではないでしょうか?
食材の買い出しに行く回数を減らすために、日持ちのするカップ麺やレトルトパスタソースなどを買う方も多いかもしれませんね。
しかし、そういった加工食品ばかりになってしまうと、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維不足を招いてしまいます。
そんなときに便利なのが、日持ちのする「冷凍野菜」です。
でも、冷凍野菜って栄養がちゃんと残っているの?と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回は、冷凍野菜にはビタミンやミネラルが残っているのか?栄養補給に役立つのか?について解説致しますね。
冷凍野菜は長期間保存できるけど、その間もビタミンは残っているの?
女子栄養大学教授 辻村卓先生の研究によると、ー24℃で保管すれば、1年間はビタミン含有量はそこまで減少しないということがわかっています。グラフは、スーパーで買ってきた野菜を加熱した後に冷凍し、0日目(凍結した日)と、1年後に測定したビタミンCの数値を比較したものです。
「冷凍あるいは凍結乾燥処理した野菜・果実中のビタミン含有量に及ぼす通年貯蔵の影響」日本食品保蔵科学会誌 vol. 23 NO.1 1997年より作成(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/23/1/23_1_35/_pdf)
ただし、家庭の冷凍庫の規格はー18℃以下となっているため、ー24℃ほどの低温では保存できません。
冷凍野菜にはミネラルは残っているの?
「NPO法人食品と暮らしの安全基金」が実施した検査によると、家庭でゆでた野菜と、冷凍野菜のカリウム量は、減少率の高いかぼちゃでは84%、いんげんでは80%と少しは減っておりますが、おおむね問題のない範囲だということが分かっています。
(引用)NPO法人食品と暮らしの安全基金「食品と暮らしの安全No.334 2017.2.1」P.54より作成
ほうれん草とブロッコリーでむしろ冷凍野菜のほうがカリウム含有量が増えているのは、冷凍すると水分が減るため、おなじ100gあたりで比較すると、見かけの栄養成分量が高くみえるためだと考えられます。
まとめ
このように、冷凍野菜は生のものを家庭で調理した場合と比べて、そこまで栄養価が落ちるものではありません。
野菜不足にならないよう、賢くとりいれてみてくださいね!
~この記事を書いた人~
管理栄養士 猪坂みなみ
LINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営 や、
ヘルスケア・健康・予防医療の領域でビジネスを行う法人向けのコンサルタント、
サービスアドバイザーとして活動中
HP : http://diet.love–life.net/
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